以前から日帰りで200kmほどの林道（非舗装路のみ）を走るツーリングルートはないか、と考えていた。「そんなこと簡単だろ」、地方にお住いの方ならそういわれるかもしれない。でも、都会の真ん中からだと結構たいへんです。あちこちの林道をつなげば200kmを越えることは簡単だが、１日で走れる距離でなくてはならない。単にダートを走るだけなら栗原川林道を２〜３往復すればよい。しかし、それはもはや旅ではないだろう。

昼間の長い６月の一日、最長３０ｋｍを越える茂来線から５００ｍの名称不明のダートまで埼玉、長野、群馬の３県を巡る長短３０数本の林道をつないで走ってみた。今回は一部林道探索も行ったのでピストン林道や往復も含むが、今回未走の林道も加えれば完抜林道だけで十分200km以上走ることができるとわかった。

アプローチを含めたダート率は２８％くらいであるが、林道探索や迂回した部分を除き、精査すれば３０％を超えるのは不可能ではなかろう。特に中核の長野部分は非常にダート率が高く（たぶん５０％を大きく越える）、ＴＢＩのルートインフォメーション(OV)の言葉を借りるならばまさに「ダート！、ダート！、ダート！！」である。

ルート北端の林道として、赤坂線を予定していたが工事中で入れなかった。ロングダートではないが、このちょっと変わった林道を使えなかったのはたいへん残念だ。御荷鉾林道途中からナイトランとなったが、途中のリエゾンが短縮され林道探索なども行わなければ明るいうちにもう少し足を伸ばせると思う。

今年度中にこのルート周辺に３本の林道が竣工・完抜すると聞いている(１本はすでに完抜済み)。完成すれば舗装路リエゾンは短縮されダート部分は長くなる。来年はこれらを含めたすばらしいルートがが走れると思うと非常に楽しみだ。今回は周回的なコースになったが、剣の峰、榛名山方面へ行くのも良い。ゴールとして榛名山頂を目指すというのもいいと思う。